11月26日2008年 |
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タスマニア州が遺伝子組み換え作物の禁止措置を5年間延長 |
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タスマニア州政府は、同州の遺伝子組み換え作物の禁止措置を今後5年間延長し、2014年に再度検討すると発表した。 遺伝子組み換えに反対するグループは、今回の州政府の決定を歓迎し、ほかの州もタスマニア州を見習うべきであるとしている。
同州政府のデービット・レウリン第一次産業・水相は、「今回の延長措置は、タスマニア州の農作物の生産者に利益をもたらすことになる。 一部の州が遺伝子組み換え作物を解禁する決定を行なったことは、タスマニア州の輸出を増加させることに役立つ」と話した。 (Source:
ABC, 25/11/08 "Tassie extends gm free status for five years")
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11月26日2008年 |
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オーストラリアの輸出業者はもっと日本に目を向けて−豪貿易促進庁 |
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オーストラリア貿易促進庁(Austrade)のチーフ・エコノミストのティム・ハーコート氏は、「世界的な金融危機であるが、オーストラリアの輸出業者にとって日本市場はビジネス・チャンスを生むところである。 確かに日本も金融危機の影響があるが、日本は富んだ社会で、アジア貿易域内で投資や革新において重要な源である。 日本はオーストラリアにとって依然第一位の輸出先国で、年間340億ドル分の第一次産品、工業製品、サービスなどを購入している。 多くの業種にとって、オーストラリアの最大の競争相手はアメリカであるが、現在オーストラリア・ドルが安いため、オーストラリアの商品は20-30%以上競争力がある」と話した。
貿易促進庁の東京事務所のエリザベス・マサムネ氏は、「オーストラリアの輸出業者は、この10年間で改善された両国間の経済関係の歴史を学ぶことにより恩恵を受ける。 為替レートの改善が日本を広域的な国際ビジネスの機会を提供できるようになった。 世界で第二位の経済大国の日本は、真剣なアジア・ビジネス戦略を提供することが出来る。 日本での食品への安全・安心の関心が高まる中、日本のバイヤーはオーストラリアの食品により興味を持っている。 また現在の為替レートによって、それ以外のオーストラリアの製品やサービスについても脚光を浴びている」と語った。 (Source:
LLDCN, 11/11/08 "Australian exports should watch Japan: Austrade") |
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11月26日2008年 |
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デアリー・ファーマーズの株主がナショナル・フーズの買収案に賛成 |
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デアリー・ファーマーズの名前で有名なAustralian Co-operative Foods Limited(ACF)社の納入業者でもあり株主でもある農家の人たちは、ナショナル・フーズ(National Foods)社による買収提案を受け入れることを圧倒的多数で採決した。 日本のキリン・ホールディングスの子会社ナショナル・フーズ社は、2,000人以上のACFの株主農家たちに、一株当たり5.65豪ドルを支払うことになる。 これにより1世紀に渡り、「Cracker Barrel」,「Coon」,「Ski」など家庭で人気のあるブランドを持つ、オーストラリアの協同組合の時代に幕が下りた。
デアリー・ファーマーズのイアン・ラングドン会長は、「今回の買収には裁判所の許可が必要であるが、問題はないと思う。 今回の買収提案については、88%以上の株主が投票し、その96.3%の株主が賛成した」と話した。
* ニューサウスウェールズ州裁判所は、11月18日に今回の買収を許可した。
(Source: ABC, 13/11/08 "Dairy farmers vote to sell co-op to National
Foods")
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11月26日2008年 |
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ドライフルーツ価格が上昇し果実生産者に朗報−南オーストラリア州 |
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ドライフルーツ生産者サンビーム(Sunbeam)社は、今年は南オーストラリア州のアプリコット、桃、梨の生産者たちに高い生産者価格を支払うことが出来るようになるとしている。
同社のクリス・エリス氏は、「ほとんどのフルーツで、価格が1トン当たり数百ドル上昇することになる。 海外市場からの需要に応えるために、今年はリバーランド地方で十分なフルーツが確保できることを期待している。 オーストラリアはその優れた商品によって、世界のドライフルーツ市場で優位に立っている。 知っての通り、現在アメリカや南アフリカなどのドライフルーツ生産国の生産量は減少している。 オーストラリアは非常に安定した需要がある状況で、我々はフルーツ生産者たちに、水不足などで厳しい環境であるが、フルーツを作り続けるように求めていく必要がある」と話した。
(Source: ABC, 19/11/08 "Higher dried fruit prices tipped for growers")
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11月26日2008年 |
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ボルボのブリスベン工場が130人を解雇 − クイーンズランド州 |
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ボルボ・オーストラリア(Volvo Commercial Vehicles Australia)社のブリスベン工場に働く130人の従業員が、クリスマス前の解雇通知を受けた。
ブリスベン南西部のWacol地区にある同工場の従業員は今日、12月16日以降の職がなくなる旨の通告を受け、90人の正社員と40人の契約社員が解雇されることになった。 同社はボルボとマックのトラックを製造しており、需要低迷の中、最近の世界的な景気減速が拍車をかけているとしている。 同社のマーク・ヒューズ広報担当は、「トラックを購入する人が徐々に少なくなっている。 今回の人員削減は、オーストラリアでの需要の低迷に対応するものである」と話す。 一方、オーストラリア製造業労働者組合(AMWU)は、今回の解雇のタイミングはひどいと非難している。 なお、連邦政府が最近発表した自動車製造業界への救済パッケージには、トラック製造業界は除外されている。 (Source:
ABC, 19/11/08 "Volvo cuts 130 jobs at Brisbane factory")
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11月26日2008年 |
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日本が景気後退でもチェリー輸出に問題なし − タスマニア州 |
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タスマニア州の大手チェリー生産者は、日本の景気後退は、逆にビジネスチャンスかも知れないとしている。 Reid
Fruits社は、日本市場で人気のあるサトウニシキ種のチェリーを生産している。 同社のティム・レイド社長は、「アジアで最も重要な市場の日本が景気後退に入っているが、今シーズンのチェリーの収穫計画を変更する予定はない。 過去において、日本が景気減速になった時や、世界の景気状況が変化したときでも、我々のチェリーやその他のフルーツの販売にはそれほど影響は受けなかった。 消費者は、家の買い替え、新車の購入や海外旅行などは控えるかもしれない。 しかし、おいしい食べ物など少しの贅沢はするようになる。 我々の経験では、チェリーもその中に入ると考えている」と話した。 (Source:
ABC, 19/11/08 "Cherries expected to withstand Japan's economic woes")
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11月19日2008年 |
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10月の豪産牛肉の日本向け輸出量が8%減少 |
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オーストラリア産牛肉の10月の日本向け輸出量が3万0,406トンとなり、前年同月比で8%減少し、10月としては2003年以来最低となった。 通常、日本では年末に向けて、10月は牛肉の需要が高くなり始める時期である。 しかし今年は日本のバイヤーたちは、為替の変動、悲観的な経済予想、そして消費者の牛肉消費の減少に影響されている。 冷蔵牛肉は12%減って1万4,428トン、冷凍牛肉は4%減って1万5,978トンとなった。 グレインフェッドは16%減って1万1,930トン、グラスフェッドも2%減って1万8,476トンとなっている。 その結果、冷蔵のグレインフェッドは21%減って8,404トンとなった。 (Source: MLA, 12/11/08 "Beef exports to Japan decline 8% in October") |
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11月19日2008年 |
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キリンの豪子会社がコカコーラへの買収提案するが拒否される |
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日本のキリン・ホールディングスが主要株主であるオーストラリア大手醸造ライオン・ネーサン社が、飲料大手豪コカコーラ・アマティル(CCA)社に対する買収提案をするも拒否され、より魅了的な買収条件を提示するか、買収を断念するかを迫られている。
ライオン社による80億ドルの買収提案が11日前にCCAに提示され、それが昨日明らかになった。 オーストラリア証券取引所の取引終了後、CCAは声明で、「CCAの30%の株式を保有するアメリカのThe
Coca-Cola Company (TCCC)が買収条件には魅力がないとし、支持を得ることが出来なかった。 これにより今回の買収提案をこれ以上検討することはない」と発表した。 (Source:
SMH, 18/11/08 "Lion Nathan's Coca-Cola bid goes flat")
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11月19日2008年 |
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国内外で評判のヒラマサ ー 南オーストラリア州 |
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南オーストラリア州のWhyallaは巨大イカで有名あるが、天然のヒラマサも国内外で評判となっている。 同地にあるヒラマサ社のトム・ドウソン社長は、「我々は8年前からヒラマサを扱い、当時は1日200匹を扱っていたが、今は4,000匹となっている。 すべてのヒラマサは一匹一匹等級ごとに選別されている。 Whyallaはヒラマサの成長に適しており、フィッツジェラルド湾に入ってくる海水は、適度な流れで、海水温度も夏から冬にかけて最適な範囲で、ヒラマサが育つのに素晴らしい環境である。 しかし、いつも順調ということはない。 我々がヒラマサのビジネスに参入した時は、1オーストラリア・ドルが48USセントで、すべてが我々にとって追い風となっていて、競争相手である日本は非常に高い価格で販売していた。 そして、我々は生産規模を拡大したが、1オーストラリア・ドルが70USセントとなってからはマーケットの状況が一変した」と語った。 (Source:
ABC, 14/11/08 "Kingfish; making waves")
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11月19日2008年 |
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ロブスターが不漁で、価格も高騰 − 南オーストラリア州 |
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昨日のロブスターの価格が1キロ当たり100ドルとなり過去最高となった。 これはアジアからの高い需要と、ロブスターの不漁が続いているためである。
なぜ今シーズンは、ロブスターの不漁が続いているのか? 南オーストラリア州政府第一次産業資源省漁業局のウィル・ザチャリン専務理事は、「それは漁場でロブスターの幼生が減少していることが原因のひとつである。 南オーストラリア州のロブスター漁場の南部ゾーンは、ロブスターが産卵し、多くの幼生がそこに留まっているか、沿岸でよく見られる、深い海水が押し上げれることによって幼生がそこに集まっているか、どちらにしても、通常、非常に安定した幼生の数がいる。 海水が押し上げられると言うことは、深いところにある冷たい海水が押し上げられ、それと一緒に栄養分が含まれた海水が上がってくることになる。 しかし、今年のはじめRobeとBeachport沖の海底の海水温度が9度まで下がり、押し上がってくることなく、ロブスターの漁獲量が減り、漁師たちは海外への輸出を取りやめている状況である」と話した。 (Source:
ABC, 12/11/08 "Low catch rates for lobsters")
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11月19日2008年 |
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NZの10月の新車販売台数は減少も、逆風の中で健闘 |
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10月のニュージーランドの新車自動車の販売台数は、最近の世界的な金融危機の影響を受けたが、ほかの海外市場が受けているほどの打撃はない。 10月の新車乗用車の販売台数が7,447台となり、9月より12%減ったものの、前年同月比では5%の減少に留まっている。 また新車商用車は9月より少し増えたが、前年同月比では13%減少した。 乗用車と商用車ともに販売台数は2005年のレベルに戻ったことになる。 今年に入ってから10月までの累計では、前年同期より2.6%下落した。
ニュージーランド自動車産業協会のペリー・ケアCEOは、「現在の経済の逆風を考えれば、10月の新車販売台数は上出来であると思う。 最悪のシナリオは、以前のように輸入中古車販売台数が、新車販売台数を追い抜くことである。 10月は初めてではないが、新車販売台数が輸入中古車の販売台数を13%上回っている。 そして、1994年7月以来はじめて、新車登録件数が中古車登録件数を上回った。
今年に入っての10ヶ月間のメーカー別の販売台数のマーケットシェアーは、トヨタがトップで30%を占めている。 車種別では、1位がトヨタ「カローラ」、2位はホールデン「コモドア」、3位はスズキ「スウィフト」、4位はフォード「ファルコン」となっている。 (Source:
MIANZ, 04/11/08 "New vehicle market slightly down, but definitely not out")
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11月19日2008年 |
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NZサーモン養殖業者がフィリピンで合弁事業、生産量を2倍以上に |
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ニュージーランド南島のサーモン養殖業者とフィリピンの水産物輸出業者との合弁事業によるフィリピンでのサーモン養殖場が建設され、現在ニュージーランドで生産されている2倍のサーモンを生産することになった。
Prime Foods New Zealand Ltd社は、ニュージーランドで年間300トンのサーモンを生産しており、今回のAlliance
Tuna International Inc.社との合弁事業により、少なくとも2倍の量を生産することに期待している。 Alliance社はこの合弁事業に130万ドルを投資し、フィリピンで生産されたサーモンはニュージーランド以外の世界中に輸出する予定で、ニュージーランド市場は引き続きPrime
Foods社が販売する。 (Source: NZPA, 30/10/08 "NZ salmon processor
nets Philippines investment")
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11月12日2008年 |
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厳しい経済状況にもかかわらず、ヤギ肉の生産量が過去最高に |
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クイーンズランド州南西部にあるヤギ処理場が記録的なヤギの頭数を処理した。 Western
Exporters社は、オーストラリアで最大のヤギ肉の輸出業者で、先週1万2,000頭のヤギを処理し、同社が1993年に操業を開始して以来最高の処理頭数となった。
業界コンサルタントのピーター・シュスター氏は、「豪ドル安が助けとなっているが、ヤギ肉は牛肉やラム肉より価格が安く、現在の経済減速のなかで、より多くの人がヤギ肉を食べるようになったからである。 基本的にはヤギ肉に対する国際的な需要は高まっているが、今の経済状況がそれに拍車をかけている。 より多くの人々がタンパク源を望んでおり、価格の安い代替商品としてヤギ肉が好まれている」と話した。 (Source:
ABC, 04/11/08 "Goat production record in tough economic times")
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11月12日2008年 |
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今シーズンの乾牧草は高品質だが、海外からの需要低下を懸念 |
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春に雨が降らなかったことは乾牧草輸出業者にとって朗報であるが、世界的な金融危機のために需要が低下し、供給過剰になることが懸念されている。 輸出業者のBalco社のマルコム・メイ社長は、「今シーズンの乾牧草の収穫量は例年並であるが、品質は我々が1990年に輸出を始めて以来、最高である。 現在まで2万トンの乾牧草を買い付けているが、もう少し買い足すことになるかもしれない」と話した。
ほかの輸出業者のJT Johnsons 社のマーク・ジョンソン氏は、「今シーズンの南オーストラリア州とビクトリア州からの乾牧草の品質は最高級であるが、海外からの引き合いが少ない。 韓国のほとんどの輸入業者が為替レートの問題で影響を受け、今の韓国市場は良くない。 日本向けは、円は米ドルに対しては高くなっているが、多くの輸出業者は高いレートでの先物取引をしている状況である」と話した。 (Source:
ABC, 10/11/08 "Hay exports up but demand waning")
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11月12日2008年 |
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豪産牛肉の輸出量が10月としては過去最高に |
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世界的な金融危機によりオーストラリアの牛肉輸出マーケットにおいて、買い付けに対して心理的な影響があるにもかかわらず、10月のオーストラリアの牛肉輸出量が、10月において過去最高となった。 10月の輸出量が、前年同月より8%増えて9万3,872トンとなり、10月の輸出量として過去最高であった2000年を超えた。
9月と10月の牛肉の生産量が増えたこともあり、アメリカ向けが好調で、10月の輸出量が前年同月比2%増の2万7,776トンとなり、2007年5月以来最高の輸出量となった。 ロシアの需要が低迷する中、アメリカ向けの増加はおもに豪ドル安の恩恵を受けた格好となった。
10月はまた、インドネシア向けも前年同月比7%増の3,000トンとなり、フィリピン向けも310%増の1,497トン、台湾向けは16%増の2,675トンとなった。 日本向けは前年同比8%減の3万0,406トン、韓国向けは1%減の1万3,213トンであった。 (Source:
MLA, 07/11/08 "Record October beef exports") |
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11月12日2008年 |
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日本毛織が化学薬品を使用しない羊毛を開発 − タスマニア州 |
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日本最大のウールメーカーのニッケ(日本毛織)が、タスマニア州でオーストラリア連邦科学産業研究機構(CSIRO)から化学薬品を使用していないと認定を受けた特別な羊毛を開発している。 同社は、細さが17-19ミクロンのこの羊毛を、150トンから200トン(Greasy
Wool)買い付けを望んでいる。
ニッケ(日本毛織)の原料部の岡田マネージャーは、「日本では、タスマニアは清潔で環境に優しいというイメージが定着している。 タスマニアはオーストラリアでなく、タスマニアはタスマニアである。 日本人はトレーサビリティが可能で、自然に優しい商品を望んでいる。 だから、我々はタスマニアと取引をしている」と話した。
*Greasy Wool(グリージーウール). 羊から刈り取ったままの羊毛で、 脂肪質、植物質、土砂などの不純物を含むもの。 (Source:
ABC, 07/11/08 "Chemical-free wool from Tassie")
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11月12日2008年 |
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世界的な金融危機が、10月の豪州新車販売台数に影響 |
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オーストラリアと世界的な景気減速、ローン申し込み件数の減少が、10月のオーストラリアの新車販売台数の減少に影響した。 連邦自動車産業会議所(FCAI)が発表した統計によると、10月の乗用車、バス、トラックを含めた新車販売台数が7万9,105台となり、前年同月と比べて11.4%(1万184台)減少した。 今年に入ってから10月までの累計でも86万4,037台となり、前年同期比で0.9%減少した。
FCAIのアンドリュウ・マッケラーCEOは、「今回の数字は、世界的な金融危機が、新車販売マーケットを含めた、広域的な経済活動に影響していることを示すものである。 今の経済の不透明性が、消費者心理に影響していることは明らかである。 自動車業界は、金融機関からディーラーへの借入金の制約について注視しており、新たな問題が起こらないように解決方法を模索している。 最近の金利引下げは大変評価されることで、自動車マーケットが自信を回復できるように期待する」と話した。
10月の軽商用車の販売は好調で、前年同月比で7.9%増えたが、ほかの部門はすべて前年割れをしている。 乗用車は13.8%、SUV(スポーツ用多目的車)は19.1%、大型商用車は15.9%それぞれ減少している。 10月のメーカー別販売台数のトップはトヨタでマーケットシェアーが23.6%、ホールデンが12.9%、フォードが10.8%となっている。 今年に入ってから10月までの累計販売台数は、トヨタが20万2,511台、ホールデンが10万9,771台、フォードが8万9,983台となった。 (Source:
FCAI, 06/11/08 "Global FIinancial CrisisS Impacts New Vehicle Sales"
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11月12日2008年 |
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穀物の収穫予想が下方修正される − 豪農業資源経済局 |
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オーストラリアの穀物収穫量の予想が下方修正された。 ビクトリア州、南オーストラリア州、ニューサウスウェールズ州南部での降雨量の少なさから、穀物の収穫予想が大幅に下落した。
オーストラリア農業資源経済局(ABARE: The Australian Bureau of Agricultural
and Resource Economics)の最新の予想では、小麦が9月の予想より11%減少して約2,000万トンとなり、大麦は20%減となった。 ABAREのジョン・ホーガン氏は、今回の予想は下方修正されたが、それでも昨年と比べると収穫量は増えているとし、「ビクトリア州と南オーストラリア州で著しく穀物の収穫量が落ちており、西オーストラリア州も5%減っている。 しかし、クイーンズランド州は順調で、前回の予想より15%収穫量が増えそうである。 我々の予想では、小麦、大麦、カノーラの収穫量は、クイーンズランド州以外のすべての州で減少する」と話した。 (Source:
ABC, 06/11/08 "ABARE slashes grain harvest estimates")
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11月05日2008年 |
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豪州本土から初めてチェリーを米国に輸出 − NSW州 |
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ニューサウスウェールズ州のチェリーの収穫が始まり、豊作が見込まれている。 春の降雨と品質の良さで、生産者は価格に関しては楽観的である。
ニューサウスウェールズ州チェリー生産者協会のスコット・コウプランド会長は、「今シーズンは、オーストラリア本土から初めてチェリーをアメリカに輸出する。 アメリカは大きな市場で、すでにチェリーを食べる習慣がある。 アメリカにより多くのチェリーを輸出することで、オーストラリア国内での需要と供給の良いバランスがとれることを期待する。 我々は国内の価格も上げなければならない」と話した。 (Source:
ABC, 04/11/08 "US demand boosts NSW cherry season")
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11月05日2008年 |
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ヒヨコ豆の価格が下落 − 西オーストラリア州 |
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西オーストラリア州Ord Valley にあるヒヨコ豆の生産者たちは、ヒヨコ豆の需要が落ちているのは、金融引き締めと消費者のトレンドが原因としている。 今年のそれらの地区の平均的な収穫量は、1ヘクタール当たり2.4トン強で、国内での需要が低く、ほとんどのヒヨコ豆が低価格で輸出されている。
地元の穀物共用施設のマネージャーのデービット・クロス氏は、「Ord Valley地区のヒヨコ豆は、ニュージーランドのハインツ社からなど海外市場から関心が寄せられている。 昨年の国内市場の需要は低く、より多くの量を海外に販売することになるが、国内価格に比べて、輸出価格はすこし安くなる」と話した。 (Source:
ABC, 23/10/08 "Chickpea price dips")
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11月05日2008年 |
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豪ドル安で日本は豪産牛肉の買い時 − 業界団体 |
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最近のオーストラリア・ドルの下落により、海外のバイヤーは豪産牛肉の買い得になった。 食肉業界団体
Meat and Livestock Australia (MLA)の日本地区マネージャーのサマンサ・ジャミーソン氏は、「日本円がオーストラリア・ドルに対して40%も高くなり、輸入業者にとって豪産牛肉を安く輸入することが出来る。 日本市場には、以前輸入した高い豪産牛肉の在庫が2ヶ月分あるが、買い時であることから輸入が増え、スーパーマーケットで販売されている。 日本の消費者は、家計を気にしながら、牛肉の品質に重点を置いているが、豪産牛肉は非常に買い得であると考えている」と話した。 (Source:
ABC, 31/10/08 "Aussie beef good value in Japan")
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11月05日2008年 |
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昨年度のワイン生産量が大幅に増え、価格の下落を懸念 |
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昨年度(7月2007年-6月2008年)のオーストラリアのワインの生産量が前年度より27%増加し、生産者は市場への過剰供給で価格の値下げ競争になるのではないかと懸念している。
オーストラリア統計局(ABS)の発表では、昨年度のワイン用ブドウの収穫量が前年度より34%増えて180万トンとなり、特に赤ワイン用とロゼ用が47%増加しているとし、一部の地域では干ばつから回復しているとしている。 ワイン製造者連盟は、「オーストラリアはワイン用のブドウを作り過ぎで、業界は一部再調整が必要である」と話している。 (Source:
AFR, 31/10/08 "Too many grapes leads to wine price war") |
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11月05日2008年 |
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中国産輸入家具から高度のホルムアルデヒドを検出 |
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有害な物質を含んだ安価な輸入家具や棚が、消費者や労働者に害を与えることになるかもしれない。 オーストラリアの家具製造業者が、中国から輸入された組み立て式の家具や棚を検査したところ、ガンの原因となるホルムアルデヒドが大量に排出していることが分かった。
輸入された組み立て式の家具を無作為で検査した結果、オーストラリアの家具業界は、有毒な時限爆弾が毎日オーストラリアに輸入されていると非難した。 検査では一部の家具から、目やのどに影響を与え始める国際基準を大幅に上回るホルムアルデヒドが排出さえていることが分かった。 オーストラリアの基準でも、室内や風通しの悪い屋外での使用には適さないと考えている。
オーストラリア自由競争・消費者委員会(ACCC)は、木材の輸入業者には、有害物質が含まれいないかを調べるために、輸入木材の検査を呼びかけている。 労働組合は、北部準州の一部の労働者が、内装建材の木製パネルからホルムアルデヒドが放出され、病気になったと指摘している。
また、日刊紙のクーリエ・メール紙は先月、Ergon Energy社の180人の従業員が、中国製の新しいユニフォームを着た際に大変な被害を受け、あとの検査で高いレベルのホルムアルデヒドやそのほかの有害物質が検出されたと報道している。
ACCCの商品安全政策のジョン・ウンチ理事は、「先月組み立て式家具の輸入業者に手紙を出し、輸入された製品がオーストラリアのホルムアルデヒドの排出基準に合致しているかどうかを調べる適正な手段を講じているかを尋ねている」と話した。 (Source:
Courier-mail, 29/10/08 "Cheap Chinese furniture 'may poison you'")
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11月05日2008年 |
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ロブスターの漁獲割り当て量を削減 − 西オーストラリア州 |
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